三崎可奈の20年後の姿をした加奈と異世界で結ばれてしまった。
童貞を捧げた色香の漂う彼女を忘れることができない。
加奈は可奈に事実を話してはならないと言っていたのに、どうしても抑えきれず、語ってしまう。
そして食糞によりこの世界へ戻ってこれた事を告げ、とうとう可奈の逆鱗に触れる。
可奈は、「自分たちには恋愛はまだ早かった。もうすこし大人になってからやり直そう」と離別を提案する。主人公は、未熟な自分より、「自分が大人になった姿のピンク教師のほうが可奈が好き」と曲解し、遠足の地の春駒池に行き可奈をピンク教師に引き渡してしまう。
そこから、可奈と次元が引き裂かれ、20年会えなくなってしまう。
そして春駒池で別れた日と同じ日時に、新しい恋人カナを連れて可奈との再会を願って訪れるが。
それまでのあらすじ
バス遠足で隣の席で純情に恋をした「可奈ちゃん」に告白をしたら、ウンチを食べて欲しいと条件を突きつけられた。それには理由があった。担任教師にイタズラをされ、食糞されたからだった。以来可奈ちゃんは自暴自棄になってクラスの9人の男子生徒とセックスをしてしまう。
主人公は告白時に可奈からセックスを誘われたが、乗らなかった。可奈はそんな主人公を気に入り、1週間のお試し交際をしようと言って、お試し交際が始まる。
そんな中9人の生徒はお互いの嫉妬心から可奈の存在が疎ましく思うようになる。
彼らは、可奈が自分以外のオトコとセックスをしていることに気が気じゃ無かった。
「可奈に性的な誘いを受けて成績が落ちた。可奈を追放しろ」と、父兄を通じて訴えた。
可奈の父親はカンカン。可奈は1週間後に転校させられることなった。
担任教師は「一万円とクレジットカードとクルマを与えるから、駆け落ちして結婚までしてみせろ」という乱暴な挑戦状を主人公に叩きつけた。
とりあえず、意図せぬまま、遠足の場所を目指し無免許運転で旅に出る2人。
そんな中、可奈は担任教師から不思議な事を伝えられていたことを主人公に告げる。
可奈は担任教師の初恋の女性「佳那子」の生まれ変わりで、主人公は担任教師の生まれ変わりだと。輪廻転生は必ずしもその人の死んだ後ではなく、死ぬ前の時間と交差することもあるという。
2人は金銭的な不安を抱えつつも旅をしながら「恋人の鐘」で永遠の愛を誓い合う。
そして残金わずかになって、ギブアップしようと心に決めていたが、可奈が主人公とだけセックスしていない事が悲しいと呟く。可奈の願いを叶えたい。
主人公はクレジットカードがつかえるか保証もないが、ラブホテルへ行く。
すると可奈の生理が始まってしまう。生理のニオイがあまりにもキツく可奈ちゃんを嫌いになりかけてしまう。しかし、お腹が空いてピザを美味そうに食べる可奈、動物のテレビに喜ぶ可奈を見て、性的な事だけではない可愛さに気づき、2人だけの宇宙のような温かい愛に包まれる。本当の愛を感じて、可奈を一生守りたいと心に誓う。
しかし、翌朝チェックアウトしようとしたがクレジットカードが通らない。
フロントに呼び出され、ウリを提案される。
そして、愛しの恋人「可奈ちゃん」の20年後の姿の女性「加奈さん」が現れた。
加奈は可奈の輪廻転生前の女性だった。
加奈は主人公たちとまったく同様の駆け落ち旅行を20年前にしていた。
旅の終わりに加奈は主人公に振られて担任教師に押し付けられて、尚且つ担任教師はその後すぐに他界したという。
その後は寂しく身体を売って自暴自棄に暮らしていた。彼女は愛しの可奈ちゃんの20年後。たまらず抱きしめる。童貞を加奈さんに授けてしまう。
最高のセックスのエクスタシィの後、主人公は加奈が住むパラレルワールドへ転移してしまう。
どんどん加奈さんに夢中になっていく。円熟味を増したオトナのプレイ。浮気とは思わずにドツボにはまる。そして加奈さん、可奈ちゃん、輪廻転生した2人はやはり共に男性にウンチを食べてもらう事を性癖として持っていた。担任教師のイタズラのせいではなく、自身の小さな頃からの性癖である事をカミングアウトする。そして加奈の一番のオトコになりたい主人公はついに食糞に臨んだが、その行為が戻りのキーとなり、加奈と別れ、可奈のいる元の世界へ戻ってきた。
フルカラー本編72ページ
あとがき1ページ