呪霊娘 バケモノのわたしでもかわいいと言ってくれますか?

「バケモノとののしられ忌み嫌われる自分をかわいい娘といってくれた男の子を好きになり愛するも、人間の命を奪う宿命を背負ってしまった悲しみからは逃れられない呪霊娘の物語☆」

バケモノ!
死んじゃえ!
獲物にした少女から吐き出される自分への言葉を聞き、開き直ったようにそうよわたしはバケモノと言い放つ呪霊娘。
自分がバケモノであることを受け入れるしかない哀しい毎日を送るある日、森に迷い込んだ一人の男の子。
いつものように魂を奪おうとしたが、逃げない男の子に動きが止まってしまう。
どうして逃げないの?
僕いじめられているから自殺しようとこの森に入ったんだ
でもよかったよ死ぬ前にきみみたいにかわいい娘に逢えて
わたしがかわいい!
はじめて言われたその言葉がうれしく、もっとかわいくなって男の子に見てもらおうと(犠牲者から奪った)制服を着てみる呪霊娘。
せ、制服っての着てみたんだけど、ど、どうかな?
すごく似合ってて最高にかわいいよ!
う、うれしい!わたしもっとかわいくなってあげる!

お互いの愛を確かめ合うように惹かれる二人。
その愛の力は時間とともに強くなって行く。
だが二人はまだ知らなかった。
その時間が愛の力が強まると同時に、二人を引き裂く時が訪れる終わりへと刻んでいることを・・・

全部で60ページです!(大きさは560*960です)
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