これぞ一話完結の最小ドラマ。タイトル含め4コマで展開されるイラスト+ノベルのエロティックストーリーが、なんと12本。
今回登場するのは、いろんなシチュエーションで感じてしまう、被虐のマゾ嬢ばかり。彼女たちが4コマ目でどう堕ちるのか……?
日常が非日常に転じる、被虐のエア・ポケット。完全オリジナルのミニドラマの世界をしばしお楽しみください。
●一話3枚(差分含む)×12話分
※「佐野俊英が、あなたの専用原画マンになります」を使用しています。(S/N:GJ0312668)
1.「国会前特別接客喫茶店」
それは弱者の論理というべきか。その場所で長年営まれている喫茶店には、特別な接客マニュアルがあった。時の権力者たちの心を和ませ、体を満足させ、ひいきにしてもらうための。それを実践するためのウエイトレスには、当然ながら厳しいレッスンが施されるのだった……。
2.「牧歌的農場娘」
町の郊外にあるその観光牧場の名物は、牛の乳搾り体験と、看板娘の愛らしい笑顔だった。しかし、あまりに素直で気立てが良いその娘は、夜に泥棒に入った悪人たちをも、観光客と思い込んでしまう。笑顔で案内する彼女の巨乳に、男たちが興奮しているとも知らずに……。
3.「ねちゃねちゃ料理教室」
熟れた未亡人が主催するその料理教室に通うのは、いい歳をした男やもめや、脂ぎった中年男ばかり。あるとき彼らは結託して、一斉に教室を辞めると言い出した。月謝がなくなると生活ができない未亡人は、彼らの言うなりに、いやらしい料理を作ることになったのであった……。
4.「忘れさせてくれる妙薬」
少女は救いを求めていた。命を掛けて愛した彼が自分の前から去って行き、世界はバラバラに砕け散ってしまったのだ。彼女はこの悲しみから逃れるためには、何にでも頼るつもりだった。そう、たとえ怪しいという噂のある、危なそうな薬でさえも……。
5.「いまどき電話BOX?」
誘われた先は、深夜の公園だった。「いったい何をするの?」彼氏に問いかける彼女の視線が、煌々と照らされる公衆電話のボックスをとらえる。皆が携帯を持つ時代に、どうしてこんなものが存在するのか不思議だったが、彼女はようやく知ったのだった。その存在理由を……。
6.「豹変娘」
少女のあどけない笑顔は、その公園の美しい景色にとても良く似合った。彼女のそばにはいつも青年がいて、仲睦まじく話し込んでいた。それはとても微笑ましい光景だった。──彼女の隣の男が、いつも違うことを除けば。町の人々は彼女のことをこう呼んだ。「豹変娘」と。
7.「無邪気な噴水遊び」
酷暑の午後。若い娘が小さい子と遊んでいる。それを少し離れた場所で、彼女の連れの男が微笑んで見ている。恋人の母性を好ましく思っているのか、妻にふさわしいと思いつついるのか。いや、彼の口元には、黒い笑みが浮かんでいる。まるで何かを企んでいるように……。
8.「ラジオ体操のご褒美」
はちきれんばかりの健康美。体育系女子の彼女には、この夏、ある任務があった。暗い目をした引きこもり男子たちを、日の当たる場所へ連れ出して運動させること。しかし彼らを動かすのは、尋常な方法ではできない。なにか特別な方法が必要だった。特別なご褒美が……。
9.「ご当地アイドルの打算」
会いに行けるどころか、お祭り広場のステージ後でお話だってできてしまうご当地アイドル。本人たちは明日のトップアイドルを目指しているが、周りはなかなかそうは見てくれない。焦るアイドルの心の支えは、熱狂的なファンの存在だった。どうやら彼はお金持ちのようで……。
10.「いま、どこのネカフェ?」
「え、このメール、ネットカフェから打ってるの? いけない人ねぇ、そんなところから出会い系にアクセスして。え? すぐ会いたいの? じゃあ、ちょっと驚かせちゃおうかな。そこのお店、どこにあるの? 何号室? ふふ、ちょっと待ってて。 びっくりさせてあげる……」
11.「悪い病気かもよ?」
生意気ざかりの年頃だからか、ドラマの見過ぎなのか、その少女はなかなか医者の言うことを信用しようとしなかった。「ねぇパパもママも、私に内緒にしてるんじゃない? 私、本当は悪い病気なんでしょ?」ならばこの際、そのヒロイックな妄想を利用してやるとしようか……。
12.「屋外専用デリヘル嬢」
人の嗜好はさまざま。ごく普通にベッドで性技を受けることに満足できない男たちも、それは多いのだった。そんな客たちにとって、彼女はまさに女神である。「外で? うん、いいよ。私も好きだし。ハードなこともしたいって? 別に構わないわよ。誰も来ない場所ならね……」
この作品は「佐野俊英があなたの専用原画マンになります」を使用して作成された作品です