異世界病院の雑務係

俺は有部 こん太。
なんの変哲もないごく普通の日常を送っていた。
そんなある日俺は初デートで浮かれてうっかり信号を無視、車にはねられて
瀕死の重傷を負う。

しかし目が覚めると・・・俺はおかしな女達に囲まれていた。なんだこいつら?
ナースモンスター娘・・・のコスプレ・・・?どこだここは?病院・・・?戸惑う俺にいきなりリーダー格と
思しき女が俺に話し始めた。

どうやら俺は車にはねられた時に全く偶然に「時空の歪み」なるものに吸い込まれてしまった・・・らしい。
早い話が今俺がいるのは・・・異世界・・・

リーダー格の女が続ける。「あたし達が瀕死のあんたを治療したのよ。その代償としてあたしの病院で
働きなさい。」
拒否すると・・・代わりに大金を払うか内臓を売れだぁ!?

ふと俺は今いる状況が何かの「ドッキリ企画」だと考えた。テーマは「もしいきなりモンスター娘のいる
異世界に飛ばされたら?」だ。
周りのおかしな女達はモンスター娘ナースコスプレか!この企画金かかってんな〜・・・こいつらほとんど本物じゃ
ねーか・・・
・・・・・・

こいつら本物じゃねーか!!

そして俺は今自分が異世界にいるという事実を知った。選択肢は他にない。
この病院で働くしか・・・。

こうして俺は、ほとんど全く何も知らないままに、リーダー格の女の「命令」で
その病院で雑務係として働くことになった・・・。

でも・・・ふとある考えが思い浮かんだ。男っていないのかな・・・?こいつら
女ばっかじゃねーか・・・?