蠱毒の檻

主人公が目を覚ました場所。
そこは錆びだらけの何もない部屋だった。

「よお」
そこにいたのは会ったことも話したこともない人達。

そこは出口のない閉ざされた空間。
発見できたのはただ時を刻み続ける時計。
そして食材もないのに大きな冷蔵庫や調理室。

「今僕らが置かれている状況は”コドク”じゃないかと思う…。」
「コドク?」
「日本や中国に古来から伝わる呪術だよ」

集められたのは男7人女7人。
それぞれが傲慢、嫉妬、強欲といったなんらかの業を背負った人間。
やがて壮絶なデスゲームは幕を開ける。