勇者が宿屋の主人から恋人を寝取る話。
~ 孤独な剣とカインドブルーの魔法石 ~
剣と魔法のファンタジー世界を舞台とした
少女の、冒険と成長の物語。勇者と、勇者になれなかった男の物語
心の剣は、誰が為に―
誰にも裁かれない俺に、誰が罰を―
※※※ 販売予告時より価格を下げました ※※※
【登場人物】
・冬真
王国辺境の貧しい田舎町に唯一ある宿屋の店主。従業員のサクヤと結婚の約束をしており
サクヤより五つ年上の好青年。働き者の上、そこそこ経営の才覚があり、宿屋の評判は上々
王国の民として義務は果たさなければならない、と考えるなど、少し生真面目なところもある
英雄視されているMutが町にやってきたとき、「Mutが泊まった宿は箔がついて繁盛する」と聞き
Mutの定宿になったことを喜んで一行を受け入れる
・サクヤ
宿屋の従業員で、冬真の婚約者。黒眼が印象的なエキゾチックな顔立ちで、前髪に軽く
ウエーブがかかったセミロングの髪に小麦色に焼けた肌、すらりとした肢体の美少女
年齢の割には情熱的とも言える大人っぽい雰囲気を醸し出していて、その大人びたイメージから
冬真とそれほど年齢差があるように周囲からは見られていない。性格も明るく快活で素直
他人の痛みを思いやれる優しさもある。冬真と一緒に宿屋を盛り立てている
・アイスベルク
王国辺境の地に出没するモンスター退治のため、町にやってきた3人組のMutのリーダー
金髪碧眼で鍛え上げられた体躯。3人の中では最も歳は若いが剣技に長け、一番の実力の
持ち主でイケメン。まれに軽い調子でしゃべることもあるが、基本は無口。モンスターと対峙すると
我を忘れてしまうぐらい、モンスターを狩ることに執着している。サクヤに目を付ける
・ハルト
Mutの一人で、隆々とした筋肉の鎧に包まれた見上げるほどの大男。武器は巨大な斧
半ばまで禿げ上がった広い額に、やや下卑た顔は傷だらけ。顎髭を撫でる癖がある
・ヒンメル
ひょろりとした細身の体つきだが、火炎系統の攻撃魔法を得意とする魔法使い
皮肉屋っぽい口調で話すことが多い。対モンスター戦闘では、後衛からの援護役
【あらすじ】
王国の建国から300年余
モンスター、と呼ばれる怪物が出現し始めてから、もう5年になる
奴らが文字通り「モンスター」なのかどうかは分からない
奇怪な姿、過去の文献にあるオークと呼ばれる怪物に似た姿からモンスターと呼ばれているだけだ
2足歩行し、見た目のみで言えば猫背の人間に見えなくもない立ち姿
2メートルを優に超える身長とそれに付随する凶悪な筋肉
暴力的で野蛮な性格でありながら人語をある程度理解し、町や村を群れで襲う
まさに、モンスターだった
奴らの生殖方法が判明すると、王国中をパニックが襲った
町や村を襲って食料を奪うだけでなく、若い女を自らの巣に浚い、子を孕ませるのだ
このパニックに対し、王国は当初、散発的な軍の出動でモンスターを退治しようとした
だが、軍の出動はさらなる混乱をもたらす
モンスターどもに散々打ち負かされた末、王国軍が駐留した町では略奪が横行
挙句の果てには平民による反乱騒ぎまで起きる始末
山の奥深くや森の中、打ち捨てられた廃墟を住処として小規模な群れを成すモンスターに
大規模な軍による討伐は現実的ではなかったのだ
数年間に渡る討伐作戦で多大な犠牲を払った王国は軍による討伐を諦め
新たなモンスター対策を打ち出した
少数の強力な私兵隊による討伐組織を作り上げ、虱潰しに狩らせることにしたのだ
1対1でもモンスターに対抗できることを条件に大きな権力と富を約束された私兵隊
数十人もの志願者の中で、特に腕利きの猛者たち
その名を【Mut】と言う
剣と魔法で日々、命を賭してモンスターを狩るMutに、王国は大きな権限を与えた
Mutは市井の民の家に上がりこみ、モンスター退治に必要と思われるものは、その全てを
接収することが許された
町にある店に対し、要求すれば武器防具などを破格の値段で受け取ることができる
Mutはモンスターを狩るためのあらゆる協力を民から得る権利を王国から受け取ったのだ
しかし、王国軍が引き上げた後、自分たちを守る手段を失った民はMutを熱狂的に迎えた
どの町も、どの村も、Mutが危険を取り払ってくれることを望んだのだ
幾つもの町をモンスターの脅威から解放するにつれ、Mutは民から勇者、英雄と呼ばれ
崇められるようになった
………
……
…
そして、王国辺境のとある町に、3人のMutがやってきた
量産型うに作品、漫画化に続くマルチメディア展開の第2弾!
初のデジタルノベル化(量産型うに新規書き下ろし分も追加)になります
面白くて読み応えのあるストーリーと、なるべく使えそうなエッチなシチュエーション
どちらも盛り込んだ「ちょっぴりエッチでほろ苦い、大人向けのライトノベル」を目指し
量産型うにと、その仲間たちが一所懸命頑張って作りました
シナリオは、分厚めのラノベ1冊分ぐらい。挿絵(CG)は、差分抜きで約20枚
じっくり読んで楽しんでもらえたら嬉しいです
◎このゲームはクリックして読み進めるタイプの昔懐かしいデジタルノベルです◎
原作:量産型うに(Web小説「剣」シリーズ)
CV:森野めぐむ
シナリオ:量産型うに、由紀
挿絵:ペンネ
勇者が宿屋の主人から恋人を寝取る話。
~ 孤独な剣とカインドブルーの魔法石 ~
「ご主人はいないぞ」
その言葉にサクヤはがっくりと首を折った。
「やっ…んっ…ダメ、ああ、もうダメ…! あっあっ! あっ!!」
今までとは違う声が上がる。
サクヤはハルトのその言葉を信じたのだろう。
「あああああ…激しいっ、勇者様っ!」
アイスベルクに腰を打ち付けられる度にサクヤは黒髪をざっくりと垂らし、
下を向いた四つん這いの格好のまま明らかに耐えられないように声を上げた。
その声で分かる。サクヤは今まで我慢していたのだ。
厨房にいる俺に声を聞かせないようにできるだけ耐えていたに違いなかった。
アイスベルクはしっかりとサクヤの腰を掴んだままがっしりと華奢なサクヤの身体を抑え付け、
鍛え上げられたその体躯全体を使うようにして先ほど以上の勢いでパンパンと腰をサクヤに打ち付けている。
「よく我慢したな」
アイスベルクの呟くような声にサクヤの背がきゅうと反った。
「あああっ…もうダメ、あっイク、イク、イきます。勇者、勇者様っ」