敗北闘姫～闘うウェイトレスの末路

===============================================
格闘は傷無しでは終わらない！？
相手との力の差は歴然であった・・・
===============================================
「今からその顔を見られなくなるようにしてやるよ」
「あっ・・・や・・・やめ・・・」
喉がきゅっと締め付けられ、声が出てこない。
瞳からは涙が溢れ、ぼやけた視界で相手を見つめる。
だが、そんな願いを聞き入れるはずもなく、胸ぐらを掴んでいた手を大きく振りかざし再び地面に叩き付けられた。
「やめっ・・・レフリー、ボクはもう負けたよ。早く試合を終わらせてぇぇぇ！！！」
倒れたボクに相手は馬乗りの形で乗っかかり、見下ろした。
「貴様はまだ動けるんだよ」
「ひっ・・・！！」
歯を食いしばり瞳をぎゅっと閉じ、少しでも恐怖から逃れたかった。